電気自動車「日産リーフ」にライフケアビークル(LV・福祉車両)があるのです。
電気自動車「日産リーフ」をベースに、福祉車両「ライフケアビークル」シリーズです。
この車両の特徴は「アンシャンテ・助手席回転シート」と「ドライビングヘルパー・オーテックドライブギアタイプe」。
アンシャンテ・助手席回転シートでは、簡単な手動操作で助手席を車両外側に回転させることで、乗降時の負担を軽減。今回、助手席回転シートは新開発ユニットとし、標準車と同様のシートの見栄えと乗り心地を実現しました。
ラゲッジスペースに収納した車いすを固定するための固定用ゴムネットや、車いすの出し入れ時のバンパー傷付き防止と車いす固定を兼ねたリヤバンパープロテクターをオプション設定するようになっています。
一方、ドライビングヘルパー・オーテックドライブギアタイプeは、電子制御方式のアクセルを採用した手動運転装置により、両足が不自由な人が両手だけでも運転できるモデル。
手元のコントロールグリップで行うアクセル操作は、軽い力でかつ滑らかに行え、パームレストに手を置いたままアクセル操作ができるため、上体が安定し、長時間運転する際の体の負担も軽減することができます。
アクセル・ブレーキは左手で操作するため、右手だけでステアリング操作するためのステアリングノブや、車いすから運転席への移乗する際のボディ傷付きを防止するサイドシルガード、車いすに座ったままでもバックドアが閉められるバックドアストラップを標準装備しています。
このように障害を持つ方にもエコカーが気軽に運転できるのはそのニーズに応えているメーカーの姿勢を感じます。
採算性など,課題はあるかと思いますが、各メーカーともそのような需要に応えるべく、今後もよりよいライフケアビール(LV車)の開発に力を注いでもらいたいですね。