その内容は、ビッグなもので、価格の見直し(引き下げ)と、燃費の改善が行われました。
■価格
シリーズ
ムーヴ グレードL 2WD 107万円 ← 112万円 5万円ダウン!
ムーヴカスタム グレードX 2WD 130万円 ← 131万円 1万円ダウン!
ベースとなるムーヴの最廉価グレードLは燃費向上などの性能アップしたのも関わらず、なんと5万円の値下げはユーザーにとってうれしい限りです。
また、ムーヴカスタムも同様に基本性能アップでも1万円の値下げと、通常はマイナーチェンジすると価格アップに転嫁するのが常ですが、価格を引き下げたのは、評価に値するところですね。
「たかが1万円かー、」と感じるか否かは、あなたの評価次第です。
○部材などの見直しで価格引き下げを実現
価格の引き下げに関しては、部材は一の最適化や、材料の見直しを徹底的に実施することで実現を可能にしました。
■燃費
直列3気筒DOHC 0.66リッター自然吸気エンジン2WD 29.0q/L ← 27.0q/L 2.0q/L改善!
○JC08モード燃費29.0q/Lを実現!
今回のマイナーチェンジは、燃費も改善。
「e:Sテクノロジー」の燃費技術を第2弾に進化させ、サーモ(熱)マネジメント技術に焦点を当てて改良が行われました。
■基本性能向上
全高 1,620o ← 1,635o 15o低く!
○走行安定性向上
従来モデルのカスタムグレードのみに採用していたフロントスタビライザーや、カスタムRSのみ装備のローダウンサスペンスを全社に標準装備。
これにより全高が1.5p下がったことで、走行安定性が高まりました。
■衝突回避支援システム「スマートアシスト」
新型ムーブは安全運転をサポート刷る3つの機能からなる衝突回避支援システムを新たに装備しました。
このシステムは、ムーヴ L“SA”とX“SA”、ムーヴ カスタム X“SA”とX“Limited SA”に標準装備しています。
○低速域衝突回避支援ブレーキ機能
フロントグリル内に装備したレーダーレーザーで前方車両や障害物(壁や建物)を認識し、低速域での衝突を回避します。
この機能は、約4km/h〜約30km/hの範囲内で走行した際に有効な機能で、衝突の危険が高まるとブザーとメーター内の表示で警告を行い、さらに回避操作が行われずに衝突の危険性が高まると緊急ブレーキが作動する仕組みです。
[こんな経験はありませんか?。]
渋滞時うっかり脇見運転をしてしまい、前のクルマが止まったことに気付くのが遅れ、あわや追突してしまいそうに・・・!。
こんなシーンから分かる様に、なんと追突事故の約6割が時速30q以下での走行時に発生しているそうです。
そんないざというときに活躍してくれるのがこのシステムです。「備えあれば憂いなし」年配者の方の運転にもおすすめしたい新型ムーヴですね。
○誤発進抑制制御機能
高齢者の方などの勘違いによるペダル踏み間違えによる事故のニュースが増大していますが、新型ムーブでは、このペダル踏み間違えによる急発進の抑制を支援する「誤発進抑制制御機能」を新たに採用しました。
この機能は、前方約4m以内に障害物がある状況で、ペダルの踏み間違いなどにより必要以上にアクセルを踏み込んだとシステムが判断すると、ブザーとメーター内の表示でドライバーに警告を行うとともに、エンジン出力を抑制して発進を緩やかにする。このエンジン出力の抑制制御はアクセルを踏み続けた場合、最長で約8秒間継続します。このシステムは停止中または約10km/h以下で走行中に有効な機能となります。
○先行車発進お知らせ機能
管理人もよくある信号待ちの停車時に助手席のバックの中身を確認している時など、後続車からクラクションで青に切り替わったことを教えられ、慌てて発進をする時がありますよね。...(汗)
そのような信号待ちなどで先行車が発進しても自分の車が進まない場合、ブザーとメーター内の表示でドライバーに発進を促す「先行車発進お知らせ機能」はこのようなシーンが多いので、ドライバーには嬉しいサポートです。
■エクステリア
○ムーヴ
・シンプル・安心感を表現したフロントデザイン。
・角型ヘッドランプの採用
・従来の4個から12個に増やしたLEDリアコンビネーションランプの採用。
○ムーヴカスタム
・大型メッキグリルやターンシグナルランプとフォグランプをビルトインしたフロントバンパー
・4連LEDヘッドランプ(ロービーム)の採用。
・従来の4個から20個に増やしたLEDリアコンビネーションランプの採用。
■インテリア
「ムーヴ」、「ムーヴ カスタム」ともにインパネデザインの刷新をはじめ、改善しました。
○メーターレイアウトの変更
これまでのセンターレイアウトから運転席前に変更。
○インパネのカラーリング
・ムーヴ:ベージュをアクセントとした2トーンカラー。
・ムーヴカスタム:ブラックを基調にブラックやシルバーの加飾をミックス。
○インパネ回りの収納スペースの増大
グローブボックスの収納スペースを拡大、使い勝手がさらに良くなりました。
このように、新型ムーブは価格を引き下げながら、燃費向上とともに大きくグレードアップしました。これで他メーカーを一歩リードした感じです。このグレードだと来年以降は、先行していた感があるホンダ、スズキに追いつき、ダイハツムーヴがトップに躍り出る気配ですね。