日産自動車は9月4日、アレフグループが運営するファミリーレストラン「びっくりドンキー」の店舗駐車場に急速充電器を設置し、充電事業の実証を開始すると発表しました。ファミリーレストランの店舗駐車場に急速充電器を設置するのは全国初とのことです。
ファミリーレストランなど幹線道路沿いの商業施設への急速充電器の設置は、これまでにもユーザーから多数の要望があったそうで、そのことから、将来のファミリーレストランへの急速充電器の設置にむけて、その効用性を確かめようとしているようです。
その結果が良ければ、本格的な事業化へ向けてのスタートが切れそうですね。
急速充電器は、第1号として「びっくりドンキー青葉台店」(神奈川県横浜市青葉区)に設置が決まっており、10月1日から実証を開始するとのことです。
利用の頻度や時間帯、運用の方法などについて実証を行い、事業化に目処がついた場合は順次設置店舗を拡大するとのことです。
肝心の使用料金は、充電時間20分で料金が500円とのことです。 通常びっくりドンキーなどのファミリーレストランには40分前後は滞在するでしょうから、40〜60分程度の充電時間は確保できそうです。
EVカーの規格性能にもよりますが、急速充電で1時間もあればフル充電が出来そうですね。
前日の夜間に充電するのを忘れて外出運転したときなどは、食事がてらに充電できるのは大変便利です。
何故かというと、ガソリン車と違い、EVカーは燃料補給(充電)に時間がかかるのがデメリットとなります。そこで逆に時間がかかるのを上手く利用して、レストラン、ショッピングセンター、シネコン、フィットネスセンター、テーマパーク、レジャー施設などの駐車場に設置するのは大歓迎ですね。
ただのEVステーションだと近くに用件を済ませる場所だと問題はありませんが、時間を要す事がネックとなるようです。
そういったことからも、この様な施設への設置は、今後EVカーの普及を促進するためにも不可欠ですね。