10月の国内生産台数が、主力HV「プリウス」を上回る見通しとなったそうです。
トヨタが部品メーカーに示した生産計画によると、10月のアクア生産台数は約3万2千台で、プリウスは約2万6千台と6千台もの開きになりました。
さらに11月はアクア約3万2千台に対し、プリウスは約2万4千台と8千台の開きとなり、トヨタ車で唯一3万台生産のクルマとなりました。
2011年12月の生産開始以来、約10ヶ月でトップに躍り出た結果となりました。
同じHV車でもアクアはプリウスより小型で低価格です。しかも燃費も優れているのが評価され、小型化傾向のユーザーが増えている背景も後押しして、好調な売れ行きを示しています。
燃費はプリウス32.6q(JC08モード)に対しアクアは35.4qとプリウスを上回り、HV車としては世界最高水準です。
価格もプリウスより約40万円も安い169万円となっています。
このサイズへの「世代交代」が時代を反映。小型化しても余り問題なく、初期費用、ランニングコストを考えれば、アクアに行き着くようです。
軽自動車はちょっと狭すぎて、4人乗り。やはり普通車となるとちょっと高めの価格。
そういった二つの問題をクリアしたのが「アクア」です。
アクアは20〜30代の世代に人気があり、前述の軽自動車より価格は少し高めですが、燃費も含め、総合的に評価され、今後も売れ行きは伸びていくと思われます。
いよいよ月間販売台数においてもプリウスを抜き、トップに躍り出る日もそう遠くないようですね。