11月29日に開催された最終選考会では、自動車評論家を始め、60名の選考委員による
投票があり、MAZDA「CX-5」が最高得点を獲得し、見事栄冠を手に入れました。
マツダ車の受賞は、2005年「ロードスター」以来7年振り4回目の受賞となりました。
今回で33回目となる選考では、接戦となり、1位マツダ「CX-5」が363票、2位トヨタ「86」/スバル「BRZ」が318票とその差45票でイヤーカーが決定しました。
■受賞の理由
見た目でもアピールするスタイリッシュなデザインに、5ドア5人乗りのクロスオーバーという実用的なボディでありながら、クルマを操る喜びを味わえること。ディーゼルの長所であるトルク感や高効率はそのままに、短所である騒音・振動を抑えた革新的なエンジンを生み出したSKYACTIVテクノロジーの素晴らしさ。この日本でSKYACTIV-Dが絶大な支持を獲得して新しいディーゼル時代の突破口となった点を高く評価。
確かに欧米では普及が拡大しているディーゼル車と比べ、日本では今までのイメージからなかなか普及が伸び悩んでいますが、このCX-5の登場でそのイメージも覆しそうです。
とにかく今までのディーゼルエンジン特有の振動と、黒い排気ガスのイメージから脱却させた功績は大きいものがあります。
それと、エンジン車に引けを取らないその上質な走りです。実用性を兼ねつつ、走りの快適さを追求した点は評価されたところです。
さらに、洗練されたスタイリングも魅力です。同社の新デザインテーマ「魂動」(こどう)を全面的に採用した流れるようなフォルムは欧米車を感じさせる雰囲気です。
また、今年2月の発売以来、月間販売計画1,000台の3年分を超える37,000台を受注したとのことです。好調な売れ行きがわかりますね。
以下得票ごとのベストカーのベスト10です。(得票順)
1位 マツダ『CX-5』:363票
2位 トヨタ『86』/スバル『BRZ』:318票
3位 BMW『3シリーズ』(セダン/ツーリング):282票
4位 レンジローバー『イヴォーク』:218票
5位 フォルクスワーゲン『up!』:152票
6位 スズキ『ワゴンR』/『ワゴンRスティングレー』:68票
7位 シトロエン『DS5』:51票
8位 アルファロメオ『ジュリエッタ』:29票
9位 日産『ノート』:10票
10位 ホンダ『N BOX』/『N BOX+』:9票