■自分の希望をまとめておく
結婚式のウェディングドレスは参列者に囲まれた中で新婦の父親に手を引かれながらヴァージンロードを歩き始めることが大きな注目と印象を深めます。そのようなことをイメージしながら自分に合った希望のウェディングドレスを選ぶことになりますが、日常のファッションと違い、どのような衣装がよいのか迷うこともあります。
そのため、ある程度自分の希望を事前にまとめておくことが大事です。例えばウェディングドレスの専用ウェブサイトや雑誌などで、いくつかの衣装を見て気に入ったものを印刷したり切り取ったりして、このようなドレスを身に付けたいという希望を示すことが、結婚式会場の衣装担当の方も理解が早まり、先に進めやすいと言えます。
■結婚式のシチュエーションを考える
結婚式の主役は新婦だけではありません。当然パートナーとなる新郎との二人がメインとなります。ですので二人の衣装がそれぞれ引き立つような選択が必要となります。例えば花嫁がブルー系のウェディングドレスを選択した場合、新郎の衣装もバランス的に調和の取れた色合いのタキシードが合っていると言えます。
また、その作りにおいても新婦側がラメやフリルなどがたくさん付いたやや派で目の衣装に対し、新郎は地味系の衣装だと、バランス的にも釣り合いが取れず、また逆に花嫁だけが浮いてしまい、マイナスの印象を持たれる嫌いもあります。さらに結婚式会場が内外とも白いチャペルで執り行われる場合に、真っ赤なウェディングドレスだとどうしてもバランスが取れないというケースが生まれます。
一生に一度のウェディングドレスなので、どうしてもそのような色のものにしたい場合は、お色直しにその色合いやデザインのウェディングドレスにすると良いでしょう。あくまでも新郎や結婚式会場との調和を考えながら衣装を決めていくことが大切です。
■自分に合った衣装を選ぶ
人間は顔のカタチが違うように体型も人それぞれです。背が高くてスタイルもバツグンといった方は何を着てもお似合いですが、背の低い方や体型的に標準とはかけ離れた方などは同じウェディングドレスでもまた違った印象に見えるので注意が必要です。
オーダーの場合は自分の体型にフィットしたピッタリの衣装を着ることができますが、レンタルの場合でも最近では色んな体型に応じた衣装が用意されているので安心です。もし、不安であるならば、ウェディングプランナーなどへ事前に相談することで、衣装担当がその条件に合った衣装や補助用品を準備してくれます。初婚の方にとっては不安が一杯なので、質問や悩みをしっかりと聞いてもらうことが大事です。
また、どうしてもその衣装室や提携先のショップに自分の気に入った衣装がない場合は、どうすればよいのでしょうか。提携先以外のウェディングドレスショップで気に入った衣装があり、それを利用する場合は持込料がかかる場合があります。その点も事前に確認しておくことが必要です。
基本的な条件としては自分の体型をよく知ることで、その体型にあった衣装選びをすることが大切です。
■試着をする際のポイントは
結婚式本番の前にはその内容や進行など、事前にウェディングプランナーと打ち合わせをするため何度か会場へ足を運ぶことになります。その中で1度はウェディングドレスの試着をします。そのほとんどは結婚式会場のドレス室で行いますが、中には専門のウェディングドレスショップへ訪問する場合もあります。
いずれにせよ、事前に予約を入れる必要があります。突然だと他の組とバッティングしたり担当者が不在ということもあるので電話で確認を取ってから訪問日を決めるようにしましょう。
そして自分の希望を述べたらそれに応じた衣装を何点か用意してくれ、試着することになります。その試着した際の注意点は立ったときだけではなく、座ったときの状態も確認する事です。腰回りに余裕がない場合は座ったときにとてもきつくなり、披露宴ではその時間も長いため、しっかりとチェックが必要です。ドレスの丈はヒールの高さに合わせていきますが、歩きやすさや背丈にあった長さを選ぶこともポイントの一つとなります。
バストの大きさにもよりますが、お辞儀をするケースが多いので、その際胸元の下着などが見えないか、担当の方にチェックしてもらうことが必要です。自分だけでは鏡を見ても気付かないケースが多いので、新郎のパートナーも含め、周りからのアドバイスも大事になってきます。
このように自分に合ったウェディングドレスを選ぶ際のポイントについて紹介しましたが、いずれも納得のいくまで相談や交渉をし、二人にとって最高の結婚式となるようにしたいものです。